「グーグルアースか何かで見れば、どこに日本の艦船がいたか分かりますよ」-。原口一博元総務相は7日の衆院予算委で、中国海軍艦艇がレーダーを照射した海域を明示していなかった政府をなじってこう語気を強めた。
しかし、グーグルアースは、衛星などから撮影した世界各地の写真を自由に閲覧できるが、大半は1-3年前に撮影されたもの。リアルタイムの動きを把握することはできない。
原口氏は「政府は出さなければいけない情報を出さない」と迫って興奮するあまり、偵察衛星と勘違いしてしまったようだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130207/plc13020722440022-n1.htm
原口一博「グーグルアースを見ればどこに艦船があるかわかる」 .
http://youtu.be/E-mqAxtr6wg【動画】
衆院予算委で質問する原口一博氏
原口の脳内ではGoogle Earthの新サービスって感じなんだろう。この問題に民主が突っ込んでくること自体がマンガのような話だ。
「民主党政権時代にも複数回、射撃レーダー照射があった」との報道が相次いでいるからだ。「当時の野田佳彦首相や岡田克也副総理らは『日中関係を悪化させたくないとの判断で(中国の射撃レーダー照射の)公表を避けた』と関係者は語る」と日経新聞は7日の朝刊で報道した。
さらに民主党政権時代、海自艦艇は尖閣から112キロ内の海域に入ることを自制させていた事実も報じられた。中国を刺激することを嫌った首相官邸からの指示だったとされる。
そのような官邸からの指示の直後に、これらの「弱腰」に乗じるかのように、中国艦艇は海自艦艇に近づくような挑発行為に出ていたことも分かった。民主党政権下のまさに滅茶苦茶の安全保障の実体である。
民主党時代の中国艦艇の射撃レーダー照射に関し、民主党は事実を一切明確にしていない。複数の防衛相関係者からの証言があるのに、何もなかったように無視を決め込んでいる。
中国に対し、異常な配慮から、歴代の民主党政権が取り続けた弱腰対応の失政が、今日の中国の異常な増長を呼んだことは間違いない。原口の質問が出来の悪い漫才のようになってしまったのも何となく理解できる。
破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか
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