韓国が「超えてはならない反日絶対主義へのハードル」を、また1つ通過した。海軍特戦隊(レンジャー部隊に近い)が10月25日の「防衛訓練」の際、竹島に上陸したことだ。
韓国海軍はかねて、その有する戦闘機能として、(1)海戦(2)上陸-の2つを主張。海兵隊は「上陸作戦は海兵隊だけの機能」と反論し、両者は激しく対立してきた。海軍としては「海兵隊の鼻を明かした」つもりなのかもしれない。しかし、歴史を振り返れば、仲間内でのつまらない見栄の張り合いや、足の引き合いが大きな不幸に結びつく。まぁ、彼らに歴史を説くのは無駄なことだが…。
ところで、この訓練に韓国自慢の最新鋭強襲揚陸艦「独島(竹島の韓国名)」は、なぜ出てこなかったのか。
韓国の報道によると、バラスト水タンクの破裂で、発電機2基が使えなくなった。残りの2基で航行していたところ、負荷がかかりすぎて1基から出火。もう1基も消火のための海水を浴びて、ダウンしてしまったのだ。
いや「独島」艦が参加したとしても、足手まといだったかもしれない。広大なヘリ用甲板があるのに、搭載できる(つまり塩害防止機能をもつ)ヘリがないのだから。
いやいや、ヘリがあってはいけない。艦尾の自動照準対空砲の設置高度に計算ミスがあり、自艦搭載ヘリを撃ってしまう可能性があるからだ。
そういえば、この訓練の直前にも、駆逐艦がやはり発電機の故障でブラックアウトに陥り、あやうく黄海の停戦ラインを越えるところだった。
主力潜水艦3隻のうち、1隻はもう3年も「修理中」。残り2隻も、セールと甲板を固定するボルトの強度が足りないため、安心して潜れないらしい。
やはり、この訓練の直前、海軍が実施した新型国産機雷の実験では、6個中1個しか爆発しないというお粗末な結果だった。韓国海軍の装備・兵器の《外華内貧》、ここに極まり。海軍としては「もう上陸敢行しかない」という状況に追い込まれていたのかもしれない。
装備・兵器の《外華内貧》は海軍に限らないが、水すら出ない岩礁のために、なぜ韓国はここまでエネルギーを使っているのだろうか。米国が「君の本当の敵は北の方角にいるのだよ」と何度も教えているのに、全然理解できないらしい。
かつて、李承晩(イ・スンマン)大統領は“盗品”を守るため、海軍力を南に向けたところを、北から攻め込まれた。
「歴史を忘れた政権・軍部に未来はない」という横断幕が必要かな。
PK(朴槿恵=パク・クネ=大統領)が、海軍の竹島上陸にOKを出していたかどうかは知らない。PKはいずれ、PK(ペナルティー・コリア)の痛みに、号泣することになるだろう。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131031/frn1310310723001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131031/frn1310310723001-n2.htm
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