韓国の女性家族部は12日、昨年度、児童・青少年を対象として性的暴行を犯し、個人情報の登録対象となった性犯罪者のうち、半分が実刑ではなく執行猶予にとどまったと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。
女性家族部が性犯罪者1675人の犯罪の傾向を分析した結果、47%が裁判所の最終審で執行猶予を受け、懲役刑と罰金刑はそれぞれ43.2%と9.8%にとどまった。
犯罪類型別では強姦の場合、懲役刑の割合が58%で最も高く、執行猶予は42%であった。強制わいせつは犯罪者の51.5%が執行猶予を、33.2%が懲役刑の判決を受け、罰金刑は15.2%にとどまった。
性犯罪者のタイプを見ると、親族を含めて知っている人に性的暴行や強制わいせつをしたのは48.7%(家族・親族13.2%)で最も多かった。さらに義父(3.6%)よりも父親(4.7%)の性犯罪率が高かった。
全ての性犯罪者の平均年齢は37.1歳で、強姦犯罪者は10代(30.8%)と20代(28%)が多く、強制わいせつ犯罪者は40代(28.7%)が相対的に多かった。被害児童・青少年の平均年齢は13.7歳だった。
また、性犯罪者の職業は、無職(26%)や単純労務職(22.8%)が多く、事務管理職(13.7%)とサービス・販売職(11.9%)、学生(8.5%)などが後に続いた。
さらに性犯罪の43.4%は、性犯罪者が居住する地域で発生した。場所別では、被害者や加害者の家(34.4%)で最も多く発生した。このほか、公共機関・商業地域(23%)、屋外・路上の公共交通機関(17.6%)、住宅街・裏通り(7.7%)、自動車の中(5.5%)などの順に多かった。
性的暴行が発生する時間帯では、夜12時から午前5時まで(35%)、強制わいせつは昼12時から午後5時まで(32.2%)の発生率が高かった。
女性部は16歳未満の児童・青少年への性犯罪は、罪質の悪さに応じて量刑基準を高める方針であることを明らかにした。現在の法定刑の下限である5年以上から7年以上に高める案が、国会法制司法委員会で審議中だという。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1113&f=national_1113_019.shtml
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