ソウル西部地検刑事3部(辺昶範〈ピョン・チャンボム〉部長)は17日、暴力団員らを使って女子中学生5人を連れ去り、京畿道安養市のマンションに監禁して性的な接待をさせたとして、建設業者のU容疑者(39)ら4人を恐喝や監禁などの罪で逮捕・起訴するとともに、暴力団員のK容疑者(23)ら3人を在宅起訴した。
検察によると、U容疑者らは昨年5月末、大田市で家出し街中をうろついていた女子中学生(14)ら5人に「いい仕事がある。金を稼げるようにしてやる」と声を掛け、借りたマンションの一室に住まわせたという。
そして、自分たちの事業に対し投資する意向を示したソウル市内の有名私立大学の講師(35)ら2人に対し性的な接待をさせた。U容疑者らは少女たちに対し、専門のマッサージ師による教育を受けさせたほか、酒を飲ませていたことも分かった。
U容疑者はまた、少女たちが性的な接待をしている場面を携帯電話のカメラで撮影して保存し、暴力団員らを使って、少女たちを常に監視するなど、5カ月以上にわたり事実上の監禁状態にしていたことが分かった。この過程で、少女2人が暴力団員らによって性的暴行を受けていたという。
U容疑者らの組織的な犯行は、性的な接待を受けた大学講師の通報により発覚した。昨年11月、事業がうまくいかなくなったU容疑者が、性的な接待の場面を撮影した動画を利用し、講師から1億ウォン(約980万円)を脅し取ろうとしたためだ。
一方、この事件の捜査に着手した警察は、大学講師ら2人を未成年者に対する準強姦(ごうかん)容疑で、起訴相当との意見を付し送検したが、検察は不起訴とした。
検察の関係者は「講師らは少女たちと性的関係を持ったが、金を渡してはおらず、また酒に酔っていて少女たちが未成年者だと知らなかった可能性もあるため、嫌疑なしとの結論を下した」と説明した。
被害に遭った少女たちの証言によると、性的な接待をした相手は2人だけだというが、組織的に少女たちを監禁し、マッサージ教育を受けさせた点から考えて、性的な接待を受けた男性がほかにもいる可能性が浮上している。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 イ・オクチン記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/18/2014011800637.html
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