ハ~イ! みなさん。今回は俺が日本が大好きな理由を書いてみたい。とても小さなエピソードだ。日本人にとっては当然のことだろう。でも、すべて素晴らしいものばかりだ。これが分からなければ、本当の日本は理解できないだろう。
日本の地方を車で移動していたとき、小学生数人が信号機付きの横断歩道を渡っていた。大人の手助けも受けずに自分たちでな。小学生たちは渡り終わると、停車していた両側の車にそれぞれ頭を下げたんだ。「何て礼儀正しいんだ!」と感激したぜ。
ホテルに泊まったとき、日本人の誠実さを試したことがある。朝出掛けるときに、部屋の床にコインで8ドル(約819円)を置いてみたんだ。夜、部屋に戻ったとき、ベッドやバスルームはきちんと整理・掃除されていたが、コインはそのまま残されていた。日本以外の国で、こんなことがあり得るか?
自動販売機もそうだ。日本はあちこちに自動販売機がある。5分歩いてなかったら、そこは日本じゃないぜ(笑)。米国の自動販売機は盗難防止のため鉄格子に入っているが、日本ではそのまま置いてある。駐車場の出口にも料金を支払う機械があるが、アニメの女性がいくら払うかを教えてくれ、「ありがとうございます」といって、お辞儀してくれるんだ。
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、地震や津波で多くの人々が亡くなった。米国をはじめ、世界中から援助が寄せられた。同年5月、今度は米オクラホマ州ムーアで史上最強クラスの竜巻が発生し、多くの犠牲者が出た。日本から多額の援助金が届けられたが、俺は添えられたメッセージを読んで、言葉が詰まったぜ。
「元気を出して、オクラホマ」「少額ですみません」「早い復興をお祈りします」「米国のみなさん、私たちはそばにいます」「東日本大震災ではありがとう」「私たちの心がみなさんに届きますように」…。
米国と日本は約70年前、戦争をした。1945年2月、約100機の米爆撃機B29が群馬県太田市にあった飛行機工場を爆撃した。その際、日本の戦闘機の攻撃を受けて、1機のB29が落下し、途中で別の1機と空中衝突し、搭乗員23人全員が亡くなった。
当時、日本の人々は23人の遺体を収容し、供養してくれた。日本人にとって、亡くなった人は等しく仏様なんだ。敵味方も関係ない。終戦後、搭乗員の遺灰は、米国に手渡されたという。昨年3月、地元のお寺で合同慰霊祭が営まれ、慰霊碑も設置された。
これだから、俺は日本が好きなんだ。キャロライン・ケネディ駐日米大使も、自分の価値観を押し付けるのではなく、日本人の心を理解してほしい。そして、日本人はもっと自分の国と民族の精神に自信を持つべきだ。
親愛なるみなさんと貴国に神の祝福がありますように。米国に神のご加護がありますように。
では、また会おう!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140214/dms1402140723001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140214/dms1402140723001-n2.htm
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