SSブログ

「コウモリからサンドバッグになって両陣営からフルボッコ」 ⇒ 【韓国】米中間で動揺、見苦しくも哀れ… 愛想尽かされ「終末段階」に陥る!?

22501fbc.jpg

北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射を受けて、国家安全保障会議に臨む韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(中央)ら。韓国は対北迎撃ミサイル導入をめぐり、米中間をあっちに行ったり、こっちに来たりの状態だ=2016年2月7日、韓国・首都ソウルの青瓦台

【野口裕之の軍事情勢】

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(64)は天秤座だと思い込んでいたら2日が誕生日、水瓶座らしい。短・中距離弾道ミサイルの動きを捉え、着弾体勢=終末段階まで破壊できぬ場合に撃ち落とす《THAAD(サード)=終末高高度防衛》システムの導入をめぐり、供給元・米国と中国の猛反発との間で動揺する韓国の、見苦しくも哀れな姿勢が勘違いの原因だ。

 当初は導入OK→中国の恫喝で「導入おとぼけ作戦」→北朝鮮による核+弾道ミサイル開発の進化に驚愕→それでも逡巡→米国が激怒→慌てて米国と協議へ。米中間を、あっちに行ったり、こっちに来たり。まさに「天秤国家」ではないか。

 2月14日付SANKEI EXPRESS紙上に載った天秤座の運勢は《不安がっては運下降。迷わず進む度胸が鍵》。翌15日は《強い意志が運気を開く。周りに流されずに》とあった。しかし、中国はいたぶりを激化していて、韓国は《不安がって運下降。迷わず進む度胸なし》であり、《弱い意志が運気をくじく。中国に流されている》。結局、韓国は米中両国に一層軽んじられ、一層信用を失った。

 だが、この期に及んでなお中国におびえ→媚び、迎撃力を落としても配備地点を中国より遠ざける動きも見せる。北朝鮮の弾道ミサイルが終末段階に到達する前に、米中に愛想を尽かされた韓国が「終末段階」に陥る!?

 THAADで米中の狭間

 韓国国防省は2013年10月、米国防総省にTHAAD情報開示を求めた。米国は14年5月までに、韓国内で配備候補地調査を行い、翌6月に在韓米軍司令官が国防総省に配備要請した。当時の韓国国防相も「米国予算で配備する計画には反対しない」と、議会で明言していた。

 THAADは在韓米軍ばかりか、韓国民も守るが「身銭を切るのならご勝手に」といった、ムシのよい発言にも聞こえる。米国は開発に30年近くもの間巨費を投下しており、仮に導入が決定してもコスト問題は尾を引くだろう。

 では、韓国が財政負担してでもTHAADを運用するメリットは奈辺に在るのか。韓国は(1)北発射基地を衛星や無人偵察機で探知し→ミサイルと連動して先制破壊する《キル・チェーン》(2)韓国型ミサイル防衛(KAMD)という、矛と盾の2つのシステムを戦略の柱に据える。ただ、早くても(1)は2020年、(2)は20年代半ばの完成。その間は現有迎撃ミサイルPAC-2と配備待ちのPAC-3での対処を強いられる。

 3は在韓米軍に13日追加配備されたが、2も3も迎撃可能高度は低い。KAMD構築後の守備高度も40キロ以下といわれる。後がない低い高度で撃ち漏らせば、数秒~十数秒後には韓国民を吹き飛ばす。が、2や3発射の前段=比較的高い高度で迎撃するTHAADミサイルの配備で安全性は上がる。

 「おとぼけ作戦」で哀願

 「ところが、だ」。14年7月の韓中首脳会談以降、潮目が変わる。発表文では社会・文化交流推進合意だけで、THAAD導入には触れてはいない。早速翌8月には韓国の通信社・聯合ニュースが、中国の習近平国家主席(62)が《慎重に処理してほしい》と、朴氏に要求していた旨をスクープ。北京発電なので、中国側のリークとの観測も在る。15年2月には、韓国・中央日報がダメ押しした。

 《習氏は『米国が韓国に配備するなら、韓国は主権国家として当然の権利を行使し、反対の意志を表明してほしい』と、朴氏に直接求めていた》

 習氏は、経済上の利益を朴氏にぶら下げたようだ。

 度重なる中国の「要請」形式の恫喝にたまらず、韓国政府は15年3月、《3つのNO(ノー)》を自発的?に公的宣言した。すなわち(1)米国の打診(2)韓米協議(3)韓米の結論-のいずれもないととぼけ、“身の潔白”を中国に哀願したのだった。

 ここでもう一度、韓国の安全保障関連記事で多用せざるを得ない「ところが、だ」を繰り返す。韓国国防省は7日、在韓米軍基地などへのTHAAD配備に関し「米国と公式協議に入る」と発表した。北朝鮮の核実験+弾道ミサイル発射の進化や米国の剣幕に仰天したとはいえ、《3つのNO》宣言より1年もたたぬ内に《3つのYES(イエス)》を示唆できる厚顔無恥は日本人の理解を超える。

 中国は、韓国の「おとぼけ作戦」も不快だったが、作戦変更の先にTHAAD配備が待ち受けるため、断固許さない。THAADは高性能レーダーで捕捉→弾道解析→迎撃ミサイルを発射するシステム。特にレーダーは500~1000キロの探知距離を備える。

 ソウル南西岸や平沢(ピョンテク)の米軍基地内外に置けば、レーダーの向きや地形にも因るが、北朝鮮全土はもちろん、中国の北京や上海、南京、遠くハルビンまでが発射探知範囲だ。

 後方配備提案で妥協図る

 中国・環球時報紙が《配備決定なら代償を払う準備をすべきだ》と凄んだのもムベなるかな。16日には、中国の筆頭外務次官が韓国外務省に乗り込み「対北対応」を協議したというが、にらみに来たとしか思えぬ。中国外務省が7日発した談話を知れば、納得がいくはず。

 「韓国のTHAAD導入に強い懸念を表明する。北朝鮮の弾道ミサイル発射には遺憾の意を表明する」

 韓国には「強い懸念」で、北朝鮮には「遺憾」。呼び付けた韓国大使には中国の「厳正な立場」、北朝鮮大使には「原則的立場」を守るよう伝えてもいる。中国は北核ミサイルではなく、THAAD配備を脅威と認識しているのだ。

 結果、韓国は強国に媚びる「事大錯誤」をまたぞろ発症したようで、中国に震え配備位置を後方に下げる案が浮上し始めた。THAAD迎撃ミサイルの有効射程圏は200キロ。米軍は純軍事的見地から平沢配備を望むが、韓国政府は同じく米軍基地が所在するずっと後方の大邱(テグ)などを逆提案している。

 「ところが、だ」。大邱を発射基地にすると、ソウル以北の迎撃精度が著しく怪しくなる。

 将来のKAMDが日米ミサイル防衛網と連結すれば、中国包囲の集団防衛体制へと前進するが、「天秤国家」に決別できぬ韓国と連結したところで、中国が日米に向けミサイル発射する危機では故意に無視する危険さえ伴う。米議会調査局は15年4月、《THAAD問題はソウルがワシントンOR北京のいずれかを選ぶリトマス試験紙になっている》との見方を示した。甘い。

ソウルは、ワシントンAND北京のいずれも選ぶのである。

Sanke Biz
http://www.sankeibiz.jp/express/news/160222/exd1602220600001-n1.htm

どうして良いか分からなくなって「ロシアを頼るニダ!」

とか意味不明の結論になるかもしれない



【デルメッド ヘアエッセンス】初回おためし価格で紹介

最強の媚薬 バイアPT3の口コミ効果・体験談

真激 シトルリンドリンク800αの口コミ評価体験談

DOPPELGANGER OUTDOOR人型寝袋フリースの口コミ評価

簡単で効果絶大【1Dayミラクルダイエット】モニター結果と口コミ評価

共通テーマ:ニュース | nice!(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © 日本の政治と世界情勢 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。