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中国、“腐敗官僚”になりたい!7割が副収入に魅力

 中国共産党機関紙、人民日報系の雑誌「人民論壇」がこのほど実施した官僚に関する意識調査で、回答者の70%近くが「党や政府機関の公務員になりたい」との回答を選択した。官僚になる魅力として70%以上が、給与以外の所得を指す「グレーな収入」が多いことを挙げた。

 約55%が「官僚の力は法律よりも勝る」と指摘。共産党は来月の党大会を控え、官僚腐敗への綱紀粛正を図る姿勢をアピールしているが、国民の間では官僚の権力や社会的地位に憧れを抱く意識が依然として強いことが浮き彫りになった。

 調査は10~15日にインターネットやアンケートを通じて実施。2823件の有効回答を得た。


科挙!?…中国で公務員試験に100万人殺到、倍率6847倍も

 中国では2013年分の国家公務員採用試験の採用試験の受験者募集が、24日午後6時で締め切られた。応募時に希望の部署を指定する方式だが、1人か募集していないのに6847人が応募した部署もあった。中国新聞社が報じた。

 募集開始は15日午前8時で、締め切りは24日午後6時。同日午後4時までに応募者は101万3469人に達した。

 中国政府関連の中央機関と政府直属機構の公務員募集なので、勤務地が北京などとは限らない。倍率が最も高かったののは国家統計局重慶調査総隊が募集した「南川調査隊科員」で、募集枠1人に対して6847人が応募した。

 応募者が最も多かったのは国家民族事務委員会が募集した「民族理論政策研究室研究1科主任以下」で、募集枠3人に対して9054人が応募した。

 一方で、273部署は、応募者ゼロだった。公務員採用試験関連情報の専門家である洪沢氏によると、専門性や経験などの条件がなく、社会的にもイメージがよい部署には応募が殺到した。逆に、気象部門や辺境地域の郵政や監察などは、これまでと同様に人気がなかった。国税部門も応募者が少なかったという。

 中国では、公務員への「就職人気」の高い状態が続いている。安定性に対する信用に加え、「民よりも官を尊し」とする“科挙以来の伝統的な考え方”も影響しているとされる。

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