国会議員だけじゃなかった 若者が続々靖国参拝
先週、自民党総裁の安倍晋三をはじめ、国会議員がゾロゾロと靖国神社を参拝。海外メディアから〈隣国との関係を破壊する〉と散々たたかれていたが、ある野党議員は、「20代、30代の参拝客が多いのに驚いた」と話していた。
靖国には年間600万人が訪れるが、関係者によると、最近、確かに若者の数が増えているという。記者も21日行ってみたが、2、3人連れの若い男女を次々と見かけた。どうせ観光気分だろうと思って聞いたら、「日本人として一度ぐらいは」なんて真面目な答えが返ってきた。
何を信じてどこに参ろうが、それは個人の自由だが、ここ数年「若者の右傾化」が騒がれているだけに、気になる。
「ネットの影響は無視できないでしょう。〈ネット右翼〉という言葉があるように、ネットの掲示板で目立つのは、右寄りの過激な書き込みです。それに今、若者に最も影響力のあるニュース媒体は新聞でもテレビでもない。〈ヤフーニュース〉です。アクセス数は、新聞社系サイトの10倍以上といわれる。そのヤフーニュースは、産経新聞の記事掲載が突出して多い日があります。無関係とは思えません」(IT業界関係者)
それでなくても、ネット上では一方向に流れがちだ。ITジャーナリストの井上トシユキ氏がこう言う。
「発言の質より数が多いほうが〈主流だ〉と錯覚する若者は少なからずいます。実際、ネット上の過激な右寄り発言を支持する若者、とりわけ若い女性は明らかに増えています。一気に右傾化してもおかしくないムードが醸成されつつある。そう感じますね。靖国を参拝する若者が増えたと聞いても、さもありなんという印象です」
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